いちえふの街を行く 床屋の誇り

 

福島に行ってきました。

 

国道6号を北上し

原発災害の爪痕残る街を見てきました。

 

世界中で注目され

各メディアにも取り上げられた

漫画「いちえふ」

 最終回にはオイラも

ちょいと出ているって~漫画!!

似てね~(爆)

 

うそ!

これには理由があんのさ(笑)

 

 

その作者・竜田一人さんに

案内いただく

国道6号 いちえふの街を行くツアー。

 

その中で感じた事を書いていきます。

 

第一話は・・・クリック

 

 

でね

今日は

床屋の誇り ってタイトル。

 

 

はやく 

原発の

話しろって??(;´・ω・)

 

 

 

まぁ待ちなさいって

 

オイラにとって大切なのは

 

そこに生きている人々の暮らし

 

それを伝えていく事なんだから。

そこに

真実の福島

 

がきっとあるんだから。

 

 

 

オイラの仕事 床屋さん。

 

いろいろな

被災地の仮設商店街に行くと

必ずあるのが

 

 

床屋さん。

 

今回 この福島の旅で訪れた

ここ浜風仮設商店街にも

 

 

 

スガハラ理容さんがある。

 

 

 

 

今まで訪れたりした

他の仮設商店街にも

 

 

宮城県七ヶ浜の仮設商店街

 

 

 

よく行く

女川 きぼうのかね仮設商店街にも

 

ここなんてさ

 

 

 

こんな洒落たポスターも(^^)

 

 

 

南三陸の仮設商店街にだって

 

 

 

自力で仮設で始められたお店 2011年4月26日って

震災から1か月ちょっとだよ。

 

 

 

 

 

こんな風に

必ず

理美容室がある。

 

つまり

 

街には

俺たちの仕事が

必ず息づいている。

 

 

震災をうけ 初めて行った石巻

「髪を切るなんて 何の役に立つんだろう?」

 

そう思いながら 髪を切り始めた。

 

 

その中で いろんなお話を聞くかたわら

「ありがとう」

「すっきりした!」

凄く 喜んでもらえてね

 

そして ブログにも何度か書いてるけど

高橋さんって方からね

「今日が私の再スタートの日なの。

 だから髪を切るの」

 

そう言われてね、

オイラ 本当は瓦礫の片付けや泥掻きを

するために行ったのに

髪なんて・・・って思ってたんだけど

この言葉で オイラはこの

髪を切る仕事の意味

みたいなモノを教えてもらえた気がすんの

 

尊敬するのぶさんも

 

ほぼ同じ時期 東北に髪を切りに行ってたんだけど

のぶさんもこの体験が

野武屋本店を作るキッカケになったって。

 

去年 この話をのぶさんと少しした時に

のぶさん

「この仕事パワーあるよね!」

すんごい笑顔で言ってたの。

 

 

 

俺たちの仕事は

確かに

 

人が生きていくために

必要不可欠じゃない

 

 

でも 

どんな寂れた街の商店街でも

 

被災し何もかもが無くなった街にも

 

再び立ち上がろうとする街にも

 

立ち上がった街にも

 

この サインポールは

 

 

誇らしく回り続けてる。

 

美容室だってそう

 

必ず 誰かの髪を切り

心を癒し

明日への希望と

人々の普通の

日常と共にある。

 

 

普通の暮らしを

守るために 俺たちの仕事は

絶対に必要なんだ。

 

 

オイラは このいちえふの旅の最後に

先週 避難指示解除されたばかりの

南相馬の小高駅に行った。

 

 

そこにある

理容加藤 を見るため。

 

 

加藤さんは震災の翌年

2012年からすでに店を再開させていたの

 

以下は加藤さんを紹介する

2012年のミニコミの記事です。

 

 

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災害をもたらした

東京電力原子力発電所から
  20キロ圏内の南相馬市小高区。
  事故後、警戒区域に指定され
  人の行き来が制限された。
  しかし今年の4月に区域再編があり
  警戒区域が解除されたが宿泊が禁止。
  閑散としたまちで、営業を再開したお店
                            【理容カトウ】

 


【理容カトウ】は大正時代から続く老舗理容室。現在の加藤直さんが三代目。
 
3月13日のお昼に小高区から避難。福島市、茨城県などに避難し、
3月17日から、弟さんがいる東京に一年いました。
避難した東京では、知り合いに声を掛けてもらい、理容室に住み込みながら『はさみを握っていた』
『東京に避難した3ヶ月間、夜は毎日泣いていました、会う友達にも元気がないとよく言われた』っと話す奥さん。
顔見知りにお客さんが来ると嬉しくて仕方がなかった!!

今年の4月区域が再編され、この先どうなるか分からないが、
南相馬市に戻ることを決め、【理容室】を再開することを決めました。
宿泊が許されない小高区、加藤さんご夫妻は南相馬市原町区の仮設住宅から通っている。
まだ上下水道が復旧していない為、水を持参し、ポットで沸かしポンプで汲み上げ使用しています。
店内には使用される水が入ったペットボトルなどが沢山置いてありました。
 

『一日お店を開けていてもお客さんがゼロのときもある、でも
一時帰宅した方達が憩いの場所として寄ってくれるので
開けておかなきゃね』っと、笑顔で話してくれた加藤さんご夫妻。

私が伺った日、千葉県に避難された方が『加藤さんじゃないとだめ!』と通っているお客さんがいらしていました。
 
そのお客さん、千葉県から10名くらいお客さんを連れてきたこともあるそうです。
現在、お客さんは震災前の4割程度、でも加藤さんに髪を切ってほしいと県内外から通っているそうです。
 
『やっぱりここに来ると精神的に落ち着く、やっと心から笑えるよう になる、
とにかく前を向いてやっていくしかない』っと話してくださった加藤さんご夫妻。

沢山の笑顔がある理容室『理容カトウ』。
また加藤さんご夫妻の笑顔に会いに伺います。

 

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先週 小高は警戒解除になり

住めるようになったんだ。

当然加藤さんも戻られたと思う。

 

 

 

さて・・

 

これが 俺たちの仕事なんだね。

 

街を作る核になれる仕事なんだね・・

人が集まる場所なんだから。

 

震災が教えてくれた大切なこと。

 

震災を

悲しみを無駄にしないため

学んでいかなくちゃとあらためて思う。

 

 

 

 

ってなわけで     

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。      

今日も 良い一日をお互いに!!

 

ではでは!!

 

 

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電話 042-782-3055

 

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営業時間  8:00~19:00 

     (パーマ・カラー 18:00まで)

 

定休日   毎週火曜日 第一・第三月曜日

 

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