ボランティアってある意味迷惑って気づいてる？

昨日はお休みで

もうこの仕事ついてからずっとだから

３０年続けてる（長っ！）

毎月のボランティアカットに行ってきました

そこでいつも思うけど

今回はより顕著にあることを思いました。。

今　世間を　世界を混乱に陥れてる

新型コロナウイルス。。

この施設はお年寄りの施設だから

無自覚　無症状でも保菌してる可能性は

もう誰しもある状況下で

僕は行ってもいいのか？って思いつつ

いつものように準備して玄関入れば

いつものように迎えてくれる職員の方々

いつものように手を消毒して

手洗いしてから準備に入り

チョキチョキ開始。

でね

だいたいいつも僕に髪を任せてくれる方

同じ人がその日の状況で人数の多少の

増減あれど　顔なじみのじいちゃん・ばぁちゃん

でも昨日は初めましての方多かったな。

コロナの影響でサロンに行くの控えてるみたい

で　この施設で切ってくれる人（俺ね）

いるからついでに切ってもらおうとって感じみたい

それ自体は仕方のない事なんだけど

思うのね。。

東北でも震災当初僕ら理美容師は

ボランティアで応援の意味を込め

無料でカットしてた。

僕はも～う当初は月一以上のペースで

石巻通っていたおかげで気付けたの

「ボランティアは誰かの仕事を奪う」

って

石巻では１か月半程度過ぎたころから

被災した理美容師の方がハサミを

譲り受けたり

被災していない店が再開したりと

なんとか自分たちの生業を成り立たせようと

闘い始めた

その姿を見て何度涙したか。。

でね気付いたの

「俺がボランティアでカットしちゃ

　ダメなんだ・・・」

あまり好きな表現でないけど

日本においてのボランティアって

タダ　無償　って話になるじゃない？

そ～なると被災した方はお金ないし

節約したいから　再開した店に

なおかつ出向くより

タダで避難所に来てくれる理美容師に

切ってもらいたくなるじゃない？

そのスパイラルが生まれると

再開したお店の顧客を収入を

奪う事になる

ボランティアはその点だけで見れば

感謝や褒めてもらえる行為になるけど

視点を一段上げて俯瞰で見たら

それは「破壊行為」に他ならない。。

だから僕は実は石巻で髪切ったのって

４回程度しかないの

それからは何を言われようが

頼まれようが

「ダメ！お店に行って！！」って言い続けた。

辛かったけどね。。

毎月のこのボランティアカットでも

毎回その矛盾を感じながら切ってる

そして思ってる

「これをすることは誰かの顧客を　

　奪う事になる」

その自覚は忘れてはいない。。

ボランティアなんてある意味

迷惑行為なんだよね。

一応僕の中では

足の悪い方　独居に近い方

支援の薄い方を対象にしてるの

そして時には

「歩けんだから自分でどっか行って

　切りに行きなよ！」

そうも言います。

でもし続ける矛盾。。

そこへの悩みはちゃんと背負い

これからも続けていくのかな。。

ってなわけで    

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。      

今日も　良い一日をお互いに！！

ではでは！！

 

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