いつだったかな
ある野外でのダンスイベントで
舞う女性の頭上に星が綺麗で
闇夜をその星が気が付けば
流れるように移動していた
その時感じたのが
「時は刻むんではなく
時は流れるんだ」
刻々と切り取るように
進むと言う事もあるんだろうけど
僕には絶え間なく流れる大河のように
闇夜を滑るように音もなく
星を時が流していく
その感覚の方が僕には優しく感じる
断ち切られた想い
失われた夢
その空いた心の穴に
あの日から今も
積み重なり続ける悲しみ
「区切りの10年目」
そんな空気を今月は様々な
媒体で醸すだろう
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s8ddb787ff616e3b6/image/i04353cb5b1df4431/version/1614526889/image.jpg)
流れる時の中で
この10年、いつに変わらぬ
オーブヘアミュージアムのこの場所
この場所のように
何も終わってない
何も遠くに流れていない
あの日の雪雲に隠れた星は
まだ中空にある。
深すぎる悲しみと言う愛情を
見つめ続けてる。
そして僕は
変わらず
そのそばにい続けたいと思う
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