石巻市大川小学校レポート~未来を拓く~

もうすぐ東日本大震災から7年が過ぎようとしています。

 

僕は震災を受けてボランティアグループ・cocoroという

 

グループを立ち上げ

 

足掛け6年活動してきました。

 

去年4月に「活動休止宣言」をしてもなお

 

いまだに行き続けてる僕で

 

まだまだやりたいコト満載の僕ですが

 

僕らの「最後」になった活動の記録を

 

7年が過ぎる今 再アップしてみます

 

 

その中でも この11のレポートは

 

僕の活動記ではなく

 

「いまなお続く東日本大震災」です。

 

津波は見えずとも 今も

 

人や街を心を引き裂き続けてるのです。

 

 

是非お読みくだされば幸いです。

 

 

 

レポート

 

 


校歌「未来をひらく」 
  
   作詞 富田  博 
  作曲 曽我 道雄 

一   風かおる 北上川の          

    青い空 ふるさとの空             

    さくら咲く 日本の子ども           

    胸をはれ 大川小学生             

    みがく知恵 明るい心             

    くちびるに 歌ひびかせて           

    われらいま きょうの日の           

    歴史を 刻む                 



 二   船がゆく 太平洋の

     青い波 寄せてくる波

     手をつなぎ 世界の友と

     輪をつくれ 大川小学生

     はげむわざ 鍛えるからだ

     心に太陽 かがやかせ

     われらこそ あたらしい 

     未来を ひらく


学校は 児童 卒業生すべての思い出の場所です。

渡り廊下で見た空

 


学芸会をじっちゃん  ばっちゃんも呼んでやった体育館

 


走り回った中庭

 


運動会の校庭

 


登って遊んだ裏山

 

泳いだプール

 

・・・たとえどんな形になろうとも

ここはみんなの思い出の詰まった場所です。


悲劇の場所でもあるけれど

それと同じくらい楽しい思い出が

それぞれの胸にあると思います。



今 大川小は震災遺構という言葉になるのが

適当かわからないけど

解体か 保存かに揺れている。

市教委からは 解体か一部保存かの

2択しか提示がなく

全保存の提示はなかった。

ご遺族や 子供たちが声をあげ

全保存の選択肢も取り入れられた。



この大川小の悲劇のお話を聞いている時

僕は思いました。

「気が付けば すべて

 大人の尺度で話をしている」と


嘘や誤魔化し

隠蔽 廃棄・・

残す 残さない・・

見るのも辛いことだと思う

話し合うのも辛いと思う

でも なにより子供たちが

学校を残すことを

訴えています。

それは どんな悲しい出来事があっても

大川小には楽しい思い出が

たくさんあるからです。



また、大川小の周辺は

この建物以外もう何もありません。

ここが無くなれば

何もかもが本当に無かったことになるのです!



代表の佐藤さんはお会いした最後に

「本当はあの場所は辛い」と

吐露されました。

でも やはり

残すべきだと仰っています。

そしてこの場所で真実を求めて

それを糧に 未来を拓こうとしています。

 



悲しい記憶は多分消えないし

裁判だろうと

購うことは出来ないのはみなさん知っています。


でも、亡くなってしまった子供たちに

生きた証 生きていた意味を

与え その「命の意味」を輝かせるとき

大川小の子供たちは

未来を拓く存在になるのだと思います。




だから 考えましょう。

小さな命の意味を

この出来事を

無かったことになんてしないで

おぞましい言葉のやりとりから


くちびるに歌を響かせて

心に太陽を輝かせて

胸を張り

歴史に刻み

未来を拓くために。


僕はこれからも大川小の

小さな命の意味を考えていきます。





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