時の雫

 

8年の時が零れ落ちて

 

今 あの街 人々 僕ら 僕は

 

「あの日」からどこにいるんだろう?

 

 

 

 

 

 

 

被災地の海沿いを車で走ると

 

やけに白いコンクリートの堤防や

 

港の桟橋。。

 

その「白さ」が時の経過が

 

「まだ8年」と言ってる気がする。。。

 

 

 

まだ8年なんだよ

 

コンクリートが灰色でなく白いんだ

 

 

 

人の心の色は今、何色だろう?

 

 

「あの日」に刻みつけられた「色」

 

街や家、仕事・・・

 

形あるものが

 

戻せるものが戻れば戻るほど

 

復興というモノが進めば進むほど

 

「決して戻らない」ものの「色」は

 

濃く浮き上がってくる。

 

 

 

時の雫は

 

色を様々に変えてくけど

 

決して変えれない色がある

 

 

僕はご縁いただきこの震災に関わり

 

そこを見つめて生きていく

 

復興ってなんだろう?

 

 

その答えは被災者ではない僕には

 

どれだけの時の雫が落ちても

 

永遠にわからないだろう

 

 

 

でも問い続ける

 

復興ってなんだろう?