熊本の避難所の皆さんへ

 

たかだかな アクセス数のこのブログが 

 

何を発信しても届かないかもしれないけど

 

正直失望したのは 今頃になって東北の学者さんたちや

 

いろんな方が もっと経験を活かさねば・・と言い始めたこと。

 

一番 動いてほしかったし 

 

 

防災・減災・・

 

そうするためにSNSを使い

 

自分たちがどういう目にあってきたかを訴えてきてたと信じてきたのに

 

その動きの緩慢さに 失望していた。

 

 

愚痴は置いといて・・・

 

 

 

熊本では この教訓がすでに活かされていると信じたいけど

 

「岩沼の奇跡」という事があります。

 

 

宮城県岩沼市

 

ここも東日本大震災で多くの家屋・人が被災し

 

避難所に人が溢れました。

 

最初は 石巻や他の自治体と同じように

 

「バラバラ」に とにかく収容できるところに

 

人を収容しました。

 

 

それを見た 当時の岩沼市長さんが

 

「この状態では 地域 が崩壊する」と感じ

 

バラバラに避難した人たちを

 

同一地域 同一避難所に 再編しました。

 

震災後 すぐだったと思います。

 

そして その体制のまま 仮設住宅でも同一地域 同一仮設住宅にし

 

地域コミュニティーを守りました。

 

 

そして5年目の先週。

 

どの市よりも先んじて 全仮設住宅解消

 

その偉業を成し得ました。

 

 

その大きな原動力は「地域コミュニティー」の存在です。

 

 

対照的に 石巻市は バラバラに収容されたな避難者を 

 

さらに「抽選」で仮設住宅に移し さらにバラバラにし

 

仮設住宅では 僕も4年あまり見てきましたが

 

いわゆる「絆」なんて さっさと崩壊していました。

 

知らない者同士が 薄い壁隔てて暮らし

 

地域の慣習や 地域の見知った顔も無くなり

 

お年寄りも 子供も

 

知らない人同士・・・

 

そこで新たなコミュニティーを作るって 並大抵の労力ではない。

 

僕も その軋轢やもめ事に首ツッコんで 解消しようとしたけど

 

無理でした。

 

それでも僕の行っている仮設住宅は 何とかコミュニティーを維持していましたが

 

仮設住宅によっては 仮設住宅のコミュニティーの核になる

 

自治会が 早々に解散、、、そんな仮設もありました。

 

 

さらに 今仮設住宅が石巻でも解消に向かう中

 

その災害公営住宅に入るのも

 

「抽選」・・・

 

 

せっかく仲良くなったお年寄り同士

 

5年間支え合ってきた仲間を

 

またここで「バラバラ」にしようとして

 

その結果 バカな市は「地域コミュニティーの崩壊を何とかしなくては」とほざく始末。

 

今までも 部外者の僕だけどその「抽選」という 市の言う「平等」は

 

間違いだと訴えても

 

「平等ですから」の一点張り。

 

 

今 再び孤独死が増えています。

 

 

 

何が言いたいかと言うと

 

熊本も 発災後1週間で4回 避難所を移動したお年寄りもいると言います。

 

おそらく今は 収容人数をさばききれず バラバラかもしれません。

 

 

でも 本当に少しでも早く 落ち着いたら

 

 

同一地域同一避難所 そこからその体制のまま

 

地域を保全しながら 復興へ向かってください。

 

 

市がわかんないこと言ったら

 

「岩沼の奇跡」の話をしてください。

 

 

参考までに・・・クリック