orbの大切なもう一つの顔・・東日本大震災活動

僕らは10月11日 石巻市日和山公園・鹿島御児神社さんの

境内をお借りして 震災から4年半が過ぎてなお

「海に空に大地に眠る魂へ  そしてそれを今も探し 呼び続ける想いへ」

祈りを届けようというイベント

「祈りプロジェクト」を企画・準備しています。

僕らは グループとしては脆弱かもしれない

でも すごく素敵なメンバーに支えられ

そして 大切な出会いに守られて 導かれています。


祈りプロジェクトまで

もう少し。


祈るってなんだろう?

今更ながら 根源的な事を考えてしまった。


この企画を想いついた時

祈るってことが宗教的で

今の時代 様々な信条や宗教を持ってる方がいる中で

この企画は難しいのではないか?

何か誤解されてしまうのではないか?

そんな危惧を考えていた・・・

でも 僕の心にある想いは

そういう事ではない・・

でも それを伝える言葉や何かが浮かばない・・

僕の中にはあるんだ でも それを伝える事が出来ない

もどかしさと モヤモヤを抱えて今日まで

準備してきました。


でも・・・やっとその答えが浮かんだ。

大川小学校。

思えば 去年から何度も足を運び

手を合わせ ご遺族の方ともお会いし

先月は裁判の傍聴まで・・

この1年は 常に大川小学校が頭の中にあった。

大川小の校庭には 慰霊碑があります。


初めて 行った日

その慰霊碑に手を合わせ

「ちゃんと伝えるから」と祈りました。

その時 「本当に伝えるよね?」

みたいな声と言うか 想いと言うか・・

何かが僕の中に降りてきました。



そこから「祈りプロジェクト」への想いが湧いてきました。

祈るってなんだろう?


浮かんだ映像は

大川小の慰霊碑。



そこには 亡くなられた子供たちの名前が刻まれています。

その慰霊碑の前に初めて立った時

名前一つ一つに 親御さんの愛情や想いが詰まっている・・

その想いが胸に迫ってきて

僕は泣いた。

生まれた我が子・・

命名し 愛おしく 初めてその名前で

語り掛けた日の想い・・

叱る時 大きな声で名前を叫んだ日の想い

何度となく 何度となく 呼びかけ 

語り掛け 笑いながら

泣きながら 呆れながら 

何度も何度も 口にした

名前・・・


海 空 碧 穂・・・

名前には 様々な字が使われています。

慰霊碑にも様々な 名前が 文字が

刻まれています。

親が 我が子に こういう人間になってほしい・・

こういう思いを持った人になってほしい・・

こんな人生を歩んでほしい・・

空の様に大きく 海の様に広く

稲穂の様に恵みを人に与え 

紺碧の海の様に美しく・・・・


そう・・



名前とは祈りなんだ。



そうなんだよね・・


夢や希望を


愛情や想いを託した




名前とは 


最初に贈られる


祈りの言霊なんだよね。




僕にも名前がある

世界中の誰にでも名前はある。

争いや憎しみ 悲しみの連鎖が止まらない

世界の中 それでも

僕らは どんな状況の下でも


「名前」という


「愛情に満ちた祈り」の中で


生まれてきた。

僕らは名前という


祈りに包まれ


生きているんだ。



それは宗教も信条も

人が 神さえも越えた

何より清らかで 誠実な 美しい

最初の祈り・・・



祈りプロジェクトの祈りとは

これなんだ。