汗と涙の約束

 

 

7月31日

 

西日本豪雨災害の現場に行ってきました。

 

被災されたお宅の「解体」作業のお手伝い

 

直すのではなく壊す??

 

そう思われた方はこちらの

 

ブログをお読みください・・理由ブログ

 

 

 

短い時間でした

 

ほんのささやかなお手伝い

 

それが終わり

 

帰路につかなくてはならない時間

 

 

急いで泥まみれの体を

 

汗ふきシートでとりあえず拭いて

 

(シャワーなんてないからね)

 

着替え 川月さんの宅を後にしようとした時

 

中1の息子さんが

 

ちょっと照れながら

 

「これ・・なんも返すものないから・・」

 

そう言って差し出してくれたのが

 

 

 

 

 

 

こう言う気持ちがさ

 

ヤバいよね。。。

 

 

 

 

別れの時

 

東北でね

 

この言葉は僕の中ではいつも

 

口にする時心ぐるしくなる言葉で

 

迷う言葉でした

 

それはこの言葉が

 

「被災が続いてゆく」証拠

 

のような気がして

 

呪いの言葉のように感じていました。

 

 

でも多くの被災者から

 

「そんなことないっちゃ!」って

 

励まされたものでした。

 

 

 

 

 

だから

 

今は胸はって言えます

 

受け取って

 

彼の頭をポンと叩いて

 

「また来るからね!」

 

 

川月さんと握手して

 

「また来ると言ったから僕は本気で

 また来ます。今後ともよろしくお願いします」

 

そう言って別れました。

 

 

作業に集中しそう多くは語りあえなかつたけど

 

僕はこのソルティライチで流れた汗補給して

 

次に時にまた汗を流しにいきます。

 

 

涙は??

 

ココでは流しませんでした

 

ココでは(笑)

 

 

 

 

汗と涙

 

水で一瞬で奪われた日常

 

その日常を取り戻すには

 

体の水分を激しく流し

 

心と体で向き合うしかない

 

 

 

本当にここから疲弊した心が

 

被災地を覆う頃が来ています。

 

会社・仕事も再開して「日常」を過ごし

 

家に帰れば「非日常」が待っている

 

その振幅の多さに心は折れる。。

 

でも

 

張り裂けた羽根は甦る

 

終わらない痛みなどない

 

 

多くの人はそこに行けずとも

 

花開けと祈ってます

 

多くは出来ないけど

 

何かは出来る

 

 

だから僕は

 

「また行きます!」 

 

 

 

 

被災県 愛媛出身で

 

東北でも歌っていただいた

 

Pesca Voceの momoさん

 

「ハナヒラケ」

 

祈りを込めて・・